今朝の私の嬉しかったこと・・・
震災の悲劇は人の眼差しを深め、
峻別かする。
太平楽を決め込んだ作品など、
たちまち篩(ふるい)から抜け落ちる。
魂のふるえるような、
祈りにも通じる力作を
来年以降に期待したい。
竹井 連 (画家、沼津市在住)
静岡新聞 文化・芸術面
回顧2011年県内美術(東部)
『通底するのは「渇いた詩情」』より
文字通り、今年(主に後半と思われる)の県内美術の
総決算とも言える評論です。
日影眩展、池口史子展(池田20世紀美術館)をはじめ
内川義信、安藤信哉(K美術館)
青木洋子(さんしんギャラリー善)他
そうそうたる作品展、名前が並びます。
今年もたくさんの作品展が開催されました。
そんな、数ある作品展回顧文の中で
秘めやかに心情を語りかける池谷勉展
(カサブランカ)
と発見!
池谷勉作品の質の高さが認められ(たのだと解釈)
本当に嬉しい!
ギャラリーを開店してから
店に居ることに時間をとられ(あたりまえですが)
なかなか美術展回りができません。
でも、ずいぶん無理をして時間を作り
実は、こっそり見に行っていました。
「あそこに行ったのに ウチには来ない」
と言われるのが怖くて(笑)
どこに行ったかは、なかなか書けませんが。
描写力、イメージの広がり、叙情性
そして、製作姿勢・・・。
美術大学で学んだわけでもない私が
それでも必死に見てくるわけです。
今は、私自身の学びのときでもあります。
知らないこと、知らない人が多すぎて
覚えることが溢れて忘れるばかりですが・・・
それでも、たくさんの作家さんの作品に触れ、
真剣に作品を拝見。
そんな中で
自分のギャラリーの在り方を考えてきたつもりです。
今回の評論は、カサブランカへのご褒美にも思えました。
魂のふるえるような、
祈りにも通じる力作を
来年以降に期待したい
真剣に創作している人を探し…
一生懸命描かれ、一生懸命造られた物を探し…
それをお客様にお伝えするのが私の仕事。
来年も頑張れよ!って~~~
背中を押されたような気がします、勝手に(笑)。
今朝の私の嬉しかったこと・・・
だから~カテゴリーは私事。
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